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The Back Bone - Title


  神の塔イラスト 神の塔 -FATA MORGANA TEMPLUM-

交易に係わる両国の思惑により、カルア砂漠は両国より派遣された官吏の治める自治区となっていた。

そのビスクロードからかなり離れたところに、その塔は発見された。

塔の発見は重大なものだった。塔はかなり古いものであったが、それまでに知られていない四大元素を象った紋章など、失われた古代の英知を人々はかいま見たのだった。

さっそくスーラン帝国の国教であり、勢力を伸ばしつつあるヌビアール教が、その英知を我がものにせんと塔の調査に乗り出した。カルア自治区の役人もまた、黙ってヌビアール教にそれを渡すわけにはいかないと調査に乗り出したのだった。

・・・発見から10年ほど経過したが、塔内部の巧妙な仕掛けによって塔の全容はいまだ明らかにされていない。現在、地上5階層目の発掘が行われており、先に発掘の終わった地下部分には、人手として確保された囚人のための監獄とヌビアール教が結成した聖地調査隊の教会が設立されている。
 

  ビスクロード -BISQUE ROAD-

ギデアで作られる陶器は実用品としても十分に価値のあるものだが、スーランより西方の国々では、美術品として高額で取り引きされていた。中でも華やかな色彩の壺や大きな絵皿が好まれている。ギデア国内では僅かな価格にしかならない代物でも、スーランまで持ち込めば、運送にかかる以上に利益を得られた。また、スーランや更に西方の商人たちの中には、ギデアに直接、買い付けに来る者もいた。こうしてスーランとギデアを隔てる広大なカルア砂漠に、商隊たちの通る道が形成されていった。点在するオアシスを結ぶこの道は、いつの頃からかビスクロードと呼ばれるようになった。
 

  ギデア皇国 -GIDIAR-

紀元前からの王の血族によって統治されている皇国。他民族を吸収しつつ国土を広げ、エイザル大陸の4分の1を占めるほどになった。
 

  スーラン帝国 -SUELANG-

カルア砂漠の西に位置する大帝国。属国を含めるとギデア皇国よりも巨大な国家となる。
 

  カルア自治区 -Ka lua-

もともと人の住まない地帯であったカルア砂漠だが、東西の交易が盛んになるに連れ、点在するオアシス付近に、商会ギルドが簡易宿舎を設置するようになった。それらは闇取引の温床の場となり、スーラン、ギデア共に非合法な交易品の取り締まりには長らく悩まされることとなった。正しく関税を掛け、不法な物品の流失を防ぐために、両国の間で条約を締結した。その結果、カルア砂漠をカルア自治区として独立させ、自治区内への交易品の持ち込み、持ち出しに関税を掛け、自治区を運営する資金はそこから捻出することになった。自治区の役人は商会ギルドから推薦され、両国の審査により任命されることになっている。
 

  ヌビアール教

スーラン帝国における国教。降臨した神の子エストを祖とする唯一神教である。基本的には「許し」を教義の中心に据えた穏やかな宗教であったが、その内部は永い時の流れにより腐敗し、他の神をまつる宗教を邪教として弾圧するほどになった。ギデア聖教を快く思ってはいないようだが、ギデア産の陶器を流通させるため、やむなく手を結んでいる状態である。塔の発見により、カルア砂漠を聖地とする見解を正式に発表し、聖地調査隊を派遣するに至っている。
 

  ギデア聖教

多民族国家であるギデア皇国の拡大と共に、土着宗教を取り入れながら拡大した宗教。そのため多様な神をまつる、多神教として編成されていった。この世の苦しみから解放されるために覚醒することが、教義の核となっている。土着宗教の神は新たに役割を与えられギデア聖教の神となったが、かつてギデアにより征服あるいは滅亡させられた土地の神は、魔神もしくは怪物、魔物として取り込まれていった。
 


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