| 第1面「君主たちの継承戦」
マップには必ず4つの国があり、
それぞれ緑、赤、黒、白に色分けされて表示される。
プレイヤーがコントロールできるのはこの中のGREEN国。
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ゲームスタート直後。放っておいても村がどんどん できてくるのは、見ていて楽しい。 城の回りはあっというまに村と畑で一杯になる。
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特に指示を与えなくてもキャラは合流して強くなっていく。
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橋で待機していた部隊がRED国に突入。
王の部隊がその後を追い、RED国を直接おとす!
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隣国へ進入するための橋を架け、南から侵攻してきた味方の部隊と合流。
地峡地帯を上手く利用すれば他国を侵入を防ぐ防御陣を敷ける。
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BLACK国は陥落寸前。このまま敵の領地をすべてつぶす焦土作戦にでてもいいし、王の部隊で城を直接おとしてもいい。パラメータを確認するまでもなく、戦況のダイナミックな変化が実感できる。
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ゲームを開始すると、クワを担いだキャラが元気に走っていって村を作る。だが、国を作るゲームだと思ってはいけない。簡単な約束事がいくつかあるだけで、とてもシンプルなゲームだ。
目的はたった一つ、自国のキャラを上手く導き、舞台となるマップをすべて自分の領土にするだけ。しかも、たいていの場合キャラは自主判断で勝手に行動しているため、状況は常に流動している。ターン制で命令を与えるタイプのゲームではなく、常に視覚的に展開が感じられ飽きることがない。ある場面では、目で追うことが難しいほど多くのキャラが走り回っていたかと思うと、次の瞬間には人っ子ひとりいなくなってしまう。プレイヤーは好きな時に個々のキャラに指示を与えるだけだが、それだけでゲーム全体の流れをコントロールすることができる。このダイナミズムが、面白さの根本だ。
しかも、このゲームは短時間で勝敗がはっきりとつく。乱数の要素はまったくなくて、「何をどうするとどうなるか」という原因と結果がはっきりとしている。このあたりに、まだ慣れていないうちでも楽しめる形がある。自分がいま負けているのか勝っているのかが、村や畑の広がり、キャラクターの流れではっきりと示される。たとえ負けたとしてももう一度挑戦したくなるし、キレイな勝ちかたをしてみたくなる。そうなると、どこまで突き詰めてもキリがないほどの奥深さを持っている。初心者も上級者も、それぞれが勝手に楽しみ方を見つけられる。
あえていうなら、ロードモナークは新感覚のリアルタイムS.L.G.となる。既存のジャンルにあてはまらないユニークなゲームであると同時に、他のどのゲームよりもゲームらしい楽しさにあふれている。マップの特徴を読む、展開の先を読む、攻撃のタイミングを計る、逆転を狙って耐えるとかいった「ゲームに絶対必要な要素」がすべて揃っているからだ。すべてのコンピュータユーザに、ゲームが持つ本来のこの醍醐味を味わって欲しい。
見た目のかわいらしさとプレイしたときの楽しさがとけあって、難しくて面白いゲームに!
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