■世界設定 大陸とその近海の島国しか知られていない。それが世界の全てだった。 道具を使い、文字を持ち、ネイティアルを操る。それが人である。 この世界は全て、天、地、水、火の4つの要素から構成されている。全ての物にはそれらの要素が必ず含まれているのだが、まれに単一の要素のみで構成された物体が創り出されてしまうことがある。 純粋な単一要素の物体は、それ自体では何ら特殊な力を発揮することはないが、精神力の高い者が思念を込めると、要素の本質が実体化する。その実体化したものがネイティアル(純粋なる者)である。思念を込めることを召喚と言い、召喚に使用する単一要素の物体は召喚道具と言われる。ネイティアルは意思を持たず、召喚した者が自由に操ることができた。それゆえに、召喚を行う者をマスターと呼ぶようになった。 初め、ネイティアルは一部の限られた者にしか召喚できなかった。召喚のためには、精神を極度に集中させることが必要であり、また、召喚道具も僅かしか存在しなかったからである。偶然創り出された召喚道具をもとに、それを複製する技術が発達し、召喚するための技術も発達していった。 こうして、ネイティアルは世に広まっていった。 現在、ネイティアルマスターとして名高い人物が二人いる。 一人は紫のメルレットと呼ばれる魔女。若い女性の姿をしているが、数十年もの昔からその名が知られていることから、見かけ通りの年齢ではないのかもしれない。 普段は世捨て人のような生活を送っているが、これまで何人ものマスターを育成しており、入門者を拒むことはない。 もう一人は獅子の仮面を被った男、ギド・カーンである。地方小国家の参謀だが、すでに実権を掌握しているといわれている。勢力拡大に執着しており、周辺諸国に攻め入り、ことごとく勝利を納めている。作戦は緻密かつ冷酷で、相手の部隊はほとんどの場合、全滅させている。有能な将校を集めるため、武道大会等に姿を現すこともあるという。常に獅子の仮面を被っているため、頭が本当の獅子なのだという噂もあるが真偽は不明である。 彼もまた、メルレットの下でネイティアルを覚えたと言われている。 数年前に世界規模の大戦が起こった。その時には多くのマスターが活躍し、また、倒れていった。倒されたマスター達が持っていた召喚道具は、回収されたものもあったが、行方がわからなくなってしまった物も多かった。いまだ眠り続けている召喚道具もあると言われている。ある者は金にするために、ある者は自分で使用するために、それを見つけ出そうとしている。 |
■ネイティアル ヴァンテージマスターの鍵は、個性豊かな24種のネイティアルにある。自然に存在する力をマスターが呼び出したものとされ、大きく火、水、地、天の4種類に分類される。もちろんネイティアルには固有の能力があり、なかには強力な魔法をつかえるものも多い。ネイティアルの行動全てが、精細に描き込まれたグラフィックできめ細かに表現されているのだ。代表的なネイティアルを3点紹介しよう。
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