ククリツヅミ(括鼓)
3世紀程前、米どころであった東北において初めてその姿が確認された幻魔。東北地方のとある村で、収穫を終えた水田で「かかし」がひとりでに動いていたのを目撃した村人が、それを捕らえて調べてみるとその「かかし」の後ろに小さな精霊がくっついていたという。以後、人々はその幻魔を幻灯器に封じ、田畑の見張り役として用いるようになった。中途半端な能力を持った幻魔使いが近くにいると爆発する性質を持っていたことから暗殺などにも用いられることもあった。
■紙の野次郎
短い立棒に湾曲した細長い横棒をつけ、その両端に重しを取り付けて釣合いがとれるようにした小道具。そのゆらゆらした動きは物の怪の気を引く効果がある。
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