■星野ソラ
【タイトル】 |
恋というもの・二巻(3) |
【作者】 |
星野ソラ |
そしてBブロックの試合が終わり、
Cブロックの試合が始まった。
観客は熱狂し、アントンたちも
盛り上がっているようだ。
「うお!すごく盛り上がってきたね!」
「確かにすごいです!」
「やっぱりこの大会を見ていると
僕にも闘志が燃えてくるよ!」
「……え?」
ん?アリッサがアントンの言葉を聞いて
表情が固まった?
『やっぱりこの大会を見ていると
僕にも闘志が燃えてくるよ!』
「あ……」
『やっぱりこの大会を見ていると
僕にも闘志が燃えてくるよ!』
「いや……!」
『やっぱりこの大会を見ていると
僕にも闘志が燃えてくるよ!』
「アリッサさん…?」
様子がおかしいと思ったアントンは
アリッサの肩に触れようとしたとき。
「え……」
アリッサが魂を抜かれたように床に倒れた。
つづく |