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人々の生活は導力器(オーブメント)と呼ばれる技術によって支えられている。50年前の導力革命によってもたらされた導力器は、飛行船をはじめとするさまざまな技術に応用され、人々の生活を飛躍的に豊かにしていった。その一方で、多くの国々は導力器を用いた兵器の開発にしのぎを削り、覇権を狙う国々の思惑が交錯する中、大陸は混迷の様相を見せていた。 |
50年前、導力学者エプスタインがもたらした技術革命。古代の遺物アーティファクトの機構を解明した博士は、大量生産が可能で様々な分野にも応用できる汎用導力器《オーブメント》を開発した。なお、エプスタイン博士の直弟子の1人であるラッセル博士は、時計職人が多くいたリベール王国にオーブメント技術をもたらした。以降、リベール王国はオーブメント開発の最先端の場となっている。 |
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神秘のエネルギー《導力》で動く機械仕掛けのユニット。内部には七耀石(セプチウム)を加工した回路が格納されており、その機構に応じて様々な現象を起こすことができる。50年前に発明されてから、またたく間に大陸全土に広がり、照明・暖房・通信・兵器・魔法・飛行船など様々な技術に応用されていった。 |
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大陸各地に支部を持つ《遊撃士(ブレイサー)》のギルド。民間人の安全と、地域の平和を守ることを第一の目的とし、魔獣退治・犯罪防止などの要請に応じて遊撃士を派遣する。その国際性・中立性から国家間紛争の仲裁なども行なっており、10年前には、リベール王国とエレボニア帝国の講和に一役買った。 |
本編の舞台となる、豊かな自然に彩られた伝統ある王国。周辺諸国より国力では劣るが、豊富な七耀石(セプチウム)資源と優れた技術、巧みな外交政策によって対等な関係を築いてきた。10年前、北のエレボニア帝国から大規模な侵略を受けたが、現在は、老女王アリシアⅡ世の治世のもと誇り高き平和を保っている。 |
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リベールの北にある『黄金の軍馬』を紋章に掲げる巨大帝国。強大な軍事力を持っており、10年前にはリベール王国への侵攻を謀っている。 |
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リベールの東にある、比較的歴史の新しい民主国家。東方の移民を受け入れているため、多様な文化背景を持つ。大陸西部の覇権を巡って、事あるごとに帝国と対立している。 |
10年前に勃発した、エレボニア帝国によるリベール侵略戦争。帝国南部の村の住民が虐殺された事件をきっかけにリベール王国に宣戦布告した帝国軍は、大兵力をもってハーケン門を突破し、王都グランセルを除く全地方を占領した。
開戦から2ヶ月後、飛行船を使った王国軍の電撃作戦により、地方間の関所は封鎖され、各地に展開していた帝国軍部隊は孤立。共和国の妨害もあり、補給もままならない状況で各個撃破された。
その後、七耀教会と遊撃士協会(ブレイサーギルド)の仲介で両国の間に講和条約が結ばれ、およそ百日ほどで戦争は終結した。 |
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