ゴクオウカシャク(獄王呵責)

煉獄の怨霊の集合体の幻魔。悪鬼と化した者が、そのまま闇の力に取りこまれ転生したのだと云われている。同じ怨霊を起原としていてもアスラオモテとこのゴクオウカシャクでは力もレベルも段違いである。その破壊力は凄まじく、いったん現れたら水霊幻魔をもって止めるしかない。古来からの伝承にもあるが、多くの人々が恨みを残して死んでいく乱世に、頻繁に出現するといわれ、数年前に巨大なゴクオウカシャクが大和の都を襲ったことも記憶に新しい。


  ゴクオウカシャク  

  鬼の頭蓋  
 ■鬼の頭蓋

ふたつの角がついた奇怪なしゃれこうべ。かつて和国の戦乱のさなか、死者の霊を弔っていた僧が戦場で鬼のような角の生えた頭蓋骨を見つけた。その頭蓋骨には巨大な怨念が宿り、その怨念を鎮めようとした僧は逆にその怨念にとり殺されてしまったという。
 

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