約四百年あまりもの長きにわたり中国の大地を支配してきた漢王朝だったが、ついに184年黄巾の乱が勃発し、全国的な動乱となる。これを平定したのちも、各地で反乱が続き、漢王朝の威信は徐々に失われていく。
189年に霊帝が崩御すると、劉辯(少帝)が皇帝となる。しかし、董卓が少帝を廃し陳留王劉協(献帝)を皇帝に立て、後に少帝を殺害。献帝を擁した董卓は権勢をほしいままにし、暴虐の限りを尽くす。
袁紹を盟主とし、反董卓連合軍が組織されると、袁術・曹操らもこれに加わり、連合軍は董卓を追い詰めるが、結束の弱さから分裂。192年、ついに養子の呂布が董卓を殺害。これにより、世は曹操、袁紹、呂布、孫策といった英雄たちが覇を競う大乱世を迎える。
応龍が夢光海で果てた後、応龍の亡骸から青龍剣、赤龍珠、玉龍璽が生まれた。これらの宝器は「三龍の宝器」呼ばれ、全てが揃うと「龍気」が生じ、天下を覆す力が与えられると言われている。
「三龍の宝器」を狙う謎の集団。驍武君、美才君、異術君、星運君、伝使君、雅策君、慧智君と呼ばれる七人の人物が率いておリ、一人として正体が明らかになっていない。腐敗した漢王朝を倒し、新しい王朝を建て乱世を平定することを目的としている。その為には手段を問わず時に残虐な方法をとるため、人々を恐れさせている。
不老不死の美女一族。西漢の呂后が自らの鮮血で天碑に願いを刻み、彼女たち一族を蘇らせたといわれている。元々名を持たない一族だったが、呂后に「護凰血族」いう名を与えられた。その恩から、漢室復興にも尽力する。 |