アコロカムイ(阿呼呂神威)

はるか北の果てに生息する幻魔。アコロカムイは人の立ち入らない極寒の地域で群れを作って暮らしており産卵期には流氷の上で卵を生む。その卵が海流に乗って南へと下り、和国最北の島蝦夷の近海で幼生となる。飛行能力があるため時々陸地へも上陸する。もともと「アコロカムイ」の「カムイ」とは蝦夷の先住民族たちの言葉で「神」を意味しており、陸にのぼったアコロカムイを見かけた蝦夷の住人達は彼等を神としてあがめていたのだろう。時折群れを成して歌を歌っていることがあるが、彼等の歌声を聞いたものはみな凍りついてしまうという。


  アコロカムイ  

  流氷の卵  
 ■流氷の卵

遥か北方の氷の国に暮らすアコロカムイの卵。春先になると海流に乗って和国に流れてくる事がある。割ると辺りに強力な冷気が立ち上り、どんなものでも凍らせてしまうという。
 

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