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「じゃ、ゲスト紹介頼んだぞ、チェスター!おいチェスター!」 |
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「ええと、兄さんは休憩に入ってしまったので、私が代わりにゲストを紹介するね。」 |
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「休憩早いだろ!休憩じゃなくて、帰りやがったなアイツ。あのバカヤロ〜め。あ〜、もう仕方ない!エレナ、チェスターの分まで頼むぜ。」 |
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「任せて♪まず1人目のゲストは道具屋のシンシアさんです。」 |
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「こんにちは。私がトップバッターでよろしいのですか?」 |
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「もちろんだぜ。小さい頃からの仲なんだ。俺達に敬語なんて要らないぜ!今日はアドニスも一緒なのか?」 |
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「ええ。でも、こういう場は合わないようで、控え室からは出て来てくれませんの。」 |
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「はは、そうか。チェスターと似てるな。アドニスとは筋肉の話でもしてみたかったんだがな。あの引き締まった筋肉は実に美しいぜ。」 |
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「アドニスもきっとその話題なら楽しんで参加できたかもしれないわね。」 |
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「おい!俺のいない間に勝手なこと言うんじゃねえ!」 |
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「おお!筋肉と聞きつけて控え室からでて来てくれたのか。嬉しいぜ!」 |
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「まさかアドニスさんがそんなに筋肉好きだとは思っていませんでした。」 |
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「いや、違う。俺は武器や防具ごとには熱心だがな、筋肉好きじゃーないぞ!勘違いされたまんまじゃ、フェルガナ発売日を気持ちよく迎えられないからな!一言言いたくて来てんだ!」 |
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「くー。みそこなったぜ。そんないい筋肉をもっていながら、そんな言い草はないぜ。」 |
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「本当ね。なんだか悲しいです。」 |
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「私も今のは少し寂しく感じました。」 |
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「おい、お前まで!もうお前らは話にならねぇ。帰るぞ。じゃあな!
あ、リスナーのみんな、明日発売のフェルガナ、しっかり遊んでくれよな!」 |
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「では私も失礼します。」 |
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「お、おう!ありがとな!それにしても……結局はいい人だな。」 |
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「うん。悪い人ではないのよね。」 |