ユーゲントⅢ世の嫡子にして、第一皇位継承権を持つエレボニア帝国の皇太子。
優しく素直な性格でやや引っ込み思案な面もあったが、兄であるオリヴァルトを尊敬しており、三兄妹の仲は極めて良好だった。
内戦時は貴族連合のカイエン公によって皇城地下に眠る《緋の騎神》の“鍵”として取り込まれてしまうものの、リィンたちの奮闘と、ある人物の犠牲によって無事解放され、意識を取り戻すに至る。
その後、療養を続けるもなかなか体力が回復せず、心身のバランスを失調したことで予定していたトールズ士官学院への入学も見送りとなってしまう。
しかし——その翌年、トールズ士官学院・本校には別人のように逞しくなり、自信をみなぎらせたセドリック皇太子の姿があった。