英雄伝説 閃の軌跡IV - THE END OF SAGA -

SEN NO KISEKI ダイジェスト 閃の軌跡

警告 WARNING

このコンテンツには「英雄伝説 閃の軌跡」に関する重大なネタバレが含まれています。

第6章「黒と銀~鋼都動乱~」

9月──

トールズ士官学院で定例の理事会が開催された。

VII組メンバーの家族でもある3人の常任理事たちが、それぞれの思惑を戦わせる中──

先月の事件を受けて特別実習を中止するべきかという採決が執り行われることになる。

しかし理事長であるオリヴァルト皇子の主張もあり……

採決の結果、満場一致で実習の続行が決定されたのだった。

その一方、士官学院では10月末にある《学院祭》の準備が進められており……

リィンたちは少人数でもできる“出し物”の内容について考えあぐねている状況だった。

そんな折、リィンはトワ会長からヒントを貰い……

VII組全員が賛成する形で『ステージ演奏』に決定するのだった。

そして特別実習の日──

リィンたちは何故か学院のグラウンドに集められる。

そこに現れたのは深紅の飛行船、飛行巡洋艦《カレイジャス》だった。

先日会ったオリヴァルト皇子、そして艦長に就任したアルゼイド子爵に迎えられ──

リィンたちはカレイジャスの処女飛行に同乗する形で実習地まで送ってもらうことになる。

そうして到着したルーレ市でリィンたちA班の実習が始まった。

アリサの故郷にしてRFグループの本拠地でもある巨大工業都市。

多忙なイリーナ会長の出した課題を片付けていくうちに、リィンたちは深刻な状況に遭遇する。

街中での領邦軍と鉄道憲兵隊の対立──

そこに現れたクレア大尉と牽制するルーファス・アルバレア。

事態は収拾されたもののルーレ市で何かが起こっているのは火を見るよりも明らかだった。

その夜──

食事をキャンセルした母への怒りを隠せないアリサ。

リィンはそんな彼女から家族の事情を改めて聞かされる。

その後、鉄道憲兵隊のクレア大尉からリィンを呼び出す通信が入った。

付いてきたフィーを伴って大尉との情報交換に臨むリィン。

そこで聞かされたのはRFグループ内での深刻な対立と鉄道憲兵隊の強制査察の話だった。

翌日──

気持ちも新たにルーレでの事態を見極めるため実習を再開したリィンたち。

しかしその矢先、市内の軍需工場で火災が発生し──

それに続く形で、ザクセン鉄鉱山がテロリストに占拠される事態となる。

領邦軍はテロ対策という名目で鉄鉱山入口を封鎖するが……

その狙いが、鉄道憲兵隊の介入を妨害する事であるのは明らかだった。

そんな中、2年の先輩であるアンゼリカ・ログナーとジョルジュがルーレ市を訪れ……

領主ログナー家の人間としての責任を果たすというアンゼリカにリィンたちも協力することにした。

そしてアリサは、母イリーナに改めて自らの意志を示すことで何とか協力を取り付け──

地下にある連絡道を通ってリィンたちは鉄鉱山を目指した。

鉄鉱山に潜入し、テロリストの制圧を開始するリィンたち。

途中、怪我をした鉱員たちをクロウが送るなどの事態もあったが他の先輩たちのバックアップもあり……

テロリスト《V》ヴァルカンの元に辿り着いた。

元猟兵の《V》の猛攻をしのぎ、何とか撃破するも、そこに仮面のリーダー《C》が現れる。

帝都でのリベンジとばかりに何とか《C》を撃破するリィンたち。

しかし一瞬の隙を突かれて逃げられ、浮上したのは漆黒の飛行艇だった。

そこに鉄道憲兵隊と領邦軍も駆けつけ、巨大な縦穴は互いの怒号に包まれる。

せせら笑う《C》の声と共に漆黒の飛行艇は上昇を開始し、そこに雷鳴のごとき銃声が響き渡った。

機関部を打ち抜かれ炎上し、空中で大爆発を起こす飛行艇──

我に返った領邦軍がその場を強引に収めようとする中、オリヴァルト皇子が現れる。

そして──

皇子の指示で厳密な検分が行われることとなり事態はようやく収拾されるのだった。

その夜──

鉄鉱山でのクレア大尉とシャロンの謎めいた会話を残しながら。