若くしてヴァンダール・アルゼイドの二大流派から免許皆伝を受け、
《黄金の羅刹》の異名を持つラマール州ルグィン伯爵家の女当主。
内戦時は《貴族連合軍》の総司令として帝国正規軍と敵対、盟友ウォレスと共に新兵器である機甲兵部隊なども立ち上げ、常勝無敗、圧倒的な戦果を上げ続けた。
内戦終盤、主君筋であるカイエン公逮捕の報を受けたオーレリアは正規軍との停戦に応じ、西部の本拠地である海上要塞に撤退──
その数ヵ月後の《北方戦役》では、帝国政府と取引をする形で配下の軍を動かしノーザンブリアに侵攻、新たな帝国領として併合した。
その後、盟友ウォレスに後事を任せて軍を退役した彼女だったが、いかなる経緯か、トールズ士官学院《第Ⅱ分校》の分校長に就任する。