《鉄血宰相》の異名でゼムリア大陸全土にその名が知られている、軍部出身の帝国政府代表。
就任以来あらゆる面で帝国の近代化を推し進め、全土への鉄道網施設や周辺地域の併合・属州化などを強硬に進めてきた。
その方針が“革新派”と呼ばれ、平民からの熱狂的支持を集める一方貴族勢力からは完全に敵視され、国内情勢の不安定化を招くこととなる。
そんな中、彼が演説中に凶弾に倒れたことがキッカケで貴族連合軍による帝都占領が開始され、国内が内戦状態に陥ってしまう。
そして——内戦終盤、いかなる理由か一命を取り留めていたオズボーンは混乱に乗じて結社《身喰らう蛇》が進めていた《幻焔計画》を乗っ取ると同時に、ある人物に自分が実の父親であるという衝撃の事実を打ち明ける。